フィールズ株式会社アニュアルレポート
フィールズ株式会社
Fields Inside & Out アニュアルレポート2008年4月1日∼2009年3月31日 2009
01 連結財務ハイライト
02 会長メッセージ
20 営業概況
26 企業の社会的責任
31 財務セクション
56 企業データ
58 株式情報
59 IRインフォメーション
見通しに関する注意事項
本冊子の記載内容の計画及び業績予測は現在活用できる情報を基礎としており、潜在的なリスクや 不確実性を含んでいます 。
したがって、予測の基礎としたさまざまな要因の変化により、実際の事業内容や業績が記述の予測とは 大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おき下さい。
目次
ビジネスレポート
―大屋社長が語るフィー ルズ
あなたのフィールズ度は?
At a Glance
see page12
see page
04
see page
18
Which describes you ?
あなたはどのタイプ?
05 パチンコ・パチスロ市場の見方 06 フィールズの持つ成長ドライバ 07 経営陣が描くフィールズの成長シナリオ 08 2009年3月期の業績評価
中期経営計画の再設定とその背景、2010年3月期の計画 10 今後のグループ事業
11 資本政策
フィールズの担う社会的責任
a b c d
Position Strength Expansion
Potential
フィー ルズが目指すのは...
「すべての人に最高の余暇を」
仕掛ける の分解
―パチンコ・パチスロ遊技機の商品化の流れ に即して
連結財務ハイライト
2007年3月期 2008年3月期 2009年3月期
経営成績(百万円) :
売上高 ¥ 85,321 ¥101,818 ¥ 73,035
売上総利益 29,248 34,544 24,024
売上総利益率(%) 34.3 33.9 32.9
営業利益 8,944 13,158 1,960
売上高営業利益率(%) 10.5 12.9 2.7
当期純利益(損失) 3,710 5,296 (1,481)
売上高当期純利益率(%) 4.3 5.2 —
財政状況(百万円) :
総資産 66,081 69,168 52,064
純資産 42,836 46,331 39,496
自己資本 41,115 44,485 39,463
キャッシュ・フロー(百万円) :
( )はマイナス営業活動によるキャッシュ・フロー 5,293 11,127 4,147
投資活動によるキャッシュ・フロー (4,772) (14,604) (6,182)
財務活動によるキャッシュ・フロー 1,488 (1,384) 602
1株当たりデータ(円) :
当期純利益(損失) ¥ 10,692 ¥ 15,263 ¥ (4,271)
純資産 118,487 128,201 117,326
配当金 4,000 4,500 4,500
主要経営指標(%) :
自己資本当期純利益率(損失率) 9.2 12.4 (3.5)
総資産経常利益率 12.0 17.3 1.6
自己資本比率 62.2 64.3 75.8
配当性向 37.4 29.5 —
売上高の推移
07/3 08/3 09/3 85,321
101,818
73,035
営業利益/
売上高営業利益率の推移
07/3 08/3 09/3 8,944
10.5% 13,158
12.9%
1,960
2.7%
営業利益(百万円)
売上高営業利益率(%)
売上高(百万円)
当期純利益(損失)/
売上高当期純利益率の推移
07/3 08/3 09/3 3,710
4.3% 5,296 5.2%
(1,481)
当期純利益(損失)(百万円)
売上高当期純利益率(%)
Fields Corporation Annual Report 2009
01
会長メッセージ
すべての人に最高の余暇を
The Greatest Leisure for All People
Fields Corporation Annual Report 2009
02
フィールズは、創業以来「すべての人に最高の余暇を」提供することを企業理念に掲げてきました。
私たちの社名「フィールズ」は、その志を同じくする者が社内外の別なく集まれる場をつくるとの想い
を込めてつけたものです。私たちは設立後10年で、独立系流通企業の強みを活かして遊技機流通の
オープン化に貢献し、パチンコ・パチスロ業界に変革をもたらしたと自負しています。その後の10年は、
コンテンツの重要性をいち早く予見し、魅力的なコンテンツを搭載した遊技機、という新たな価値を
広く社会に伝えるために、流通という枠組みにとどまらず、数々の有力メーカーと提携し、企画開発を
積極的に行ってきました。
そして21世紀の成熟化する日本社会にあって、私たちは新たなエンタテインメント創造企業として
の来るべき飛躍に向けて、着実に歩みを進めています。パチンコ・パチスロ事業では、従来の利益に
加え新たな利益機会の創出を図るための成長戦略を推し進めています。また、多彩な専門分野を担う
企業やパートナーとのコラボレーションにより、一次コンテンツの創出と、そのマルチユース展開に
尽力するとともに、長期的な将来への布石として、新たなエンタテインメントの創造に向けた仕組み・
仕掛けの確立を進めています。
そう遠くない将来、皆さんが現在想像できないようなエンタテインメント性に優れたフィールドが創
造され、新たなファンが多数参加されると私は考えています。それは余暇市場全体の発展、ひいて
は社会全体の幸せに寄与する道程でもあると考えています。そのフィールドのリーダーシップを担
う私たちフィールズに、今後も一層のご期待、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
代表取締役会長(CEO)
山 本 英 俊
すべての人に最高の余暇を
Fields Corporation Annual Report 2009
PS・フィールド 75.6% 映像・フィールド 0.1% Webサービス・フィールド 2.2%
フィールドその他・ 0.1%
売上高構成比
80
(%) Fields Corporation
40 60
20 0
–20 –40
–60
2008年6月 2008年9月 2008年12月 2009年3月 2009年6月
ゲーム・フィールド 17.1% スポーツ・フィールド 4.9%
(百万円)
売上高 ¥73,035
営業利益 1,960
当期純利益(損失) (1,481)
総資産 52,064
純資産 39,496
l事業内容
遊技機の企画開発、販売
大手有力メーカーと提携し、コンテンツを活用 した遊技機の企画提案で自らが「仕掛け」てい く点が強み
l ハイライト
ビジネスレポート
―
大屋社長が語るフィー ルズ
パチンコ・パチスロ市場の見方 pg.
05
フィールズの持つ成長ドライバ pg.
06
経営陣が描くフィールズの成長シナリオ pg.
07
2009年3月期の業績評価 pg.
08
中期経営計画の再設定とその背景、2010年3月期の計画 pg.
08
今後のグループ事業 pg.
10
資本政策 pg.
11
フィールズの担う社会的責任 pg.
11
代表取締役社長(COO) 大 屋 高 志
l 株価の推移
Fields
JASDAQ
Fields Corporation Annual Report 2009
04
パチンコ・パチスロ市場の見方
フィールズの事業の中核となるパチンコ・パチスロの
市場を、大屋社長はどう見ていますか?
まず、パチンコ産業が属する余暇市場を見てみますと、21世紀に入りますます
成熟化する日本社会においては、人々の余暇時間は確実に増加し、これからも
その傾向は続いていくと見ています。人々は、その興味・嗜好によって時間消
費の多様なニーズを生み出しており、ここには多くのビジネスチャンスが存在して
います。
「すべての人に最高の余暇を」という企業理念を掲げる当社及び当社グループ
は、この増加をたどる余暇に対して遊技機をはじめとした商品・サービスを提供
する企業グループであり、人々の生活や環境等の変化を研究、分析、予測するこ
とでビジネスチャンスを見い出し事業展開していることをまずはご理解下さい。
さて、当社の中核事業が属するパチンコ・パチスロ市場においては、消費者
から時間消費型レジャーとして選択・支持されるために、射幸性に依存すること
なく一つのエンタテインメントとして成長、健全化していくことが求められてい
ます。こうした中、遊技機開発においては、画像チップや液晶画面などのハード
面の飛躍的進化によって、表現されるコンテンツの重要性が高まるとともに、今
後はさらに企画・開発に時間をかけ創り込んだ遊技機が待望されています。
このような環境のもと当社は、業界の健全化と発展に向けて、パチンコ・パチ
スロがより多くの人にとって、より価値のあるものでなければならないと考えて
います。そして、射幸性に依存することなく、感動や興奮を体感できるような、
ゲーム性やエンタテインメント性に優れた遊技機を企画・開発し、提供していく
ことが当社の最重要課題であると認識しています。
業界最大手の独立系流通企業である当社は、業界に先駆けて全国のパチンコ
ホールやファンが求める遊技機を提供し続けるとともに、新たなファン層の拡
大に向けて、近年の液晶をはじめとしたテクノロジーの進化を予見し、優良コン
テンツを活用したエンタテインメント性の高い遊技機の企画・開発を行ってきま
した。このように「フィールズにしかできないこと」を持続させるとともに、新
たな成長戦略に基づいた「次」を予見した取り組みを推進させることが、当社が
果たすべき使命と考えています。
ゲーム性、エンタテインメント性の追求へ。この流れは間違いなく業界を健全
な方向へと導きます。現在の急激な景気の変動により、余暇市場においては
「安・近・短」といった身近なレジャーが注目を集めています。その中でパチン
コ産業が娯楽として健全化を推進することが、ユーザー層の拡大、ひいては市
場の活性化に繋がるものと確信しています。
パチンコホールの軒数及び
1店舗当たりの設置台数
遊技機の設置台数
2004
2004
2008
2008 2007
2007 2006
2006 2005
2005 318
188 496 15,617
307 323
193 489 15,165
296 336
200 493 14,674
293 337
163 459 13,585
295 349
144 452 12,937
307
パチンコホールの軒数(軒)
1店舗当たりの設置台数(台)
パチンコ遊技機設置台数(万台)
パチスロ遊技機設置台数(万台) 出所: 警察庁統計
出所: 警察庁統計
Fields Corporation Annual Report 2009
ライツ・商品企画
開発・製造 メーカー各社
nパチンコ遊技機 nパチスロ遊技機
総販売元
(財)保安電子通信技術協会(保通協)
2000年∼ 2003年∼ 2003年∼ 2004年∼
パチンコホール
フィールズ
フィールズ フィールズの持つ成長ドライバ
パチンコ・パチスロ市場の中で、フィールズはどのよう
な成長ドライバを持っていますか?
まず一つ目は、有力メーカーとの提携です。アライアンスの強みは、「ファン
人口を増やす」という同じビジョンを持つ企業がパートナーとして手を組むこと
にあり、各々では成し得ないパチンコ・パチスロ市場における新たなエンタテイ
ンメントの創出を目指すことが可能になるということです。現在は、業界シェア
上位メーカーであるサミー(株)、 (株)SANKYO、 (株)オリンピア、京楽産業.(株)
と提携し、商品企画を進めています。
二つ目として、当社は、「すべての人に最高の余暇を」という企業理念の実現
のためには、パチンコ・パチスロ遊技機の企画・開発領域においても様々な企
画・開発手法に挑戦し続けることが重要だと考えています。
これまでも他社に先駆け、優良なコンテンツと遊技機のゲーム性が融合した新
たなエンタテインメントが、ファンの拡大と業界の発展に寄与すると考えてきまし
た。その一例が、エヴァンゲリオンシリーズに代表される「コンテンツ発のパチン
コ」という取り組みでした。しかしながら、将来を見据えて、パチンコ市場のさら
なる発展のためには、すでに存在しているコンテンツの世界観を遊技機に搭載
するのではなく、その逆のプロセスを辿った「パチンコ発のコンテンツ」を創造・
発信する 時期が来た と考え、黒沢明監督の不朽の名作「七人の侍」をパチンコ
のためだけに撮り下ろすという史上初の試みに挑戦し、2008年8月に「CR七人
の侍」を発売しました。幾多の課題の発見もありましたが、この作品に対する反
響の大きさは、我々が投じた布石として大きかったことを確信させるに充分であ
り、これからも新たな試みを続けることが当社の役割だと認識しています。
黒澤プロダクション ©三船プロダクション
©BP/PC ©FIELDS ©Bisty パチンコ遊技機 CR七人の侍
提携メーカー一覧
(株)ロデオ
• セガサミーホールディングス(株)の連結子会社、 当社35%出資
• 2000年提携開始
(株)ビスティ
• (株)SANKYOの100%連結子会社
• 2003年提携開始
(株)オリンピア
• パチスロ遊技機の老舗メーカー
• 2004年提携開始 京楽産業.(株)
• パチンコ遊技機の大手メーカー
• 2008年提携開始
ビジネスモデル
Fields Corporation Annual Report 2009
06
名古屋支社・支店ショールーム
プレミアムサイト
そして三つ目は、流通の近代化の推進です。遊技機がこれだけエンタテイン
メント性あふれるものへと進化しているにもかかわらず、流通の拠点となる営
業所は倉庫のような場所としてしか認識されていませんでした。我々はこうし
た拠点を、エンタテインメント性の高い遊技機を見てもらい、コンテンツの理解
を促すのにふさわしいスペースにしたいと考え、2008年4月に先進的でホスピ
タリティあふれるショールームを名古屋支社・支店にオープンするとともに、
Webを活用したプロモーションも開始しました。ショールームについては、パチ
ンコホールや遊技機メーカーの皆様から非常に好評で、次世代の流通拠点のベ
ンチマークになったと自負しています。当 社は流 通の牽 引役として、この
ショールームとWebを中軸に、今後さらなる流通基盤の強化を図っていきます。
これらの三つの施策が現在の当社の成長のドライバとなっていますが、これは
業界の活性化と軌を一にするものです。市場全体の規模が拡大すれば、当社の
利益成長に結びつくとともに、パチンコホールや提携メーカーの皆様の成長にも
寄与することができると考えています。
経営陣が描くフィールズの成長シナリオ
成長ドライバを用いてどのような成長シナリオを描いて
いるのでしょうか?
これからのフィールズは、パチンコ・パチスロ事業では収益構造の改革と、新
たな成長ドライバの創出を目指していきます。パチンコ・パチスロ業界は、我々
が主力としている流通利益と、遊技機メーカーの収益源泉である製造利益、そ
して現在は主に遊技機メーカーが取っている企画開発利益の三つの収益構造か
ら成り立っています。当社は、企画開発力をさらに強化することによりオンリーワ
ンの遊技機を創出していきたいと考えています。また、パチンコ・パチスロ関連
サービスへ事業を展開することにより、収益源の多様化を進めていくことも検
討していきます。
グループ事業では、パチンコ・パチスロ事業も含めたコンテンツのマルチ
ユース展開はもとより、時間消費型余暇市場でのパイオニアとなることで、さら
なる成長を目指しています。冒頭申した通り、今後テクノロジーや医療の発達に
より余暇時間が拡大していくことは間違いありません。市場の拡大により増え
る余暇のバリエーションに新規参入し、先行者利益を得ることが我々 のこれか
らの成長シナリオです。
現在推進している中期経営計画は、このシナリオを現実のものとするための
計画となっています。
参照 pg.
17
Fields Corporation Annual Report 2009
2009年3月期の業績評価
2009 年 3 月期の業績をどう評価していますか?
当期の業績は、売上高730億円、営業利益19億円、当期純損失14億円とい
うことで、減収減益となりました。期初目標を達成できなかったことは反省が必
要だと思っています。
この要因としては二つあり、一つは大ヒットシリーズパチンコ遊技機「CR新
世紀エヴァンゲリオン∼最後のシ者∼」の発売を戦略的にずらしたことです。こ
れは、エンタテインメント性の高いこの遊技機の販売予定時期に射幸性の高い遊
技機が多数発売されたことを受け、エヴァンゲリオンのブランド価値を損なうこ
となく、適正な投入時期を確実に見極め発売するための決断でした。
もう一つはグループポートフォリオの再構築を実施したことです。この一環と
して、 (株)ディースリーを売却し株式評価損失等を計上しましたが、今後の成長
基盤を固めるうえで大きな意味があったと思っています。
短期的な経営のスパンの中で見ると実績は計画値に達することができません
でしたが、中長期的なスパンにおいては、事業は順調に推移していると考えて
います。
中期経営計画の再設定とその背景、2010年3月期の計画
中期経営計画の再設定の背景と、これを踏まえた 2010
年 3 月期の計画をお聞かせ下さい。
2009年3月期の業績だけでなく、中期経営計画達成のために設定していたマ
イルストーンを、期をまたいでスリップさせるという決断をしたことが、見直し
につながりました。
まず、パチンコ・パチスロ事業において京楽産業.(株)との提携による利益貢
献が一年ずれています。提携第一弾商品の投入は質を高めるため創り込みを優
先し、2010年3月期から2011年3月期へ、また2011年3月期以降に年間2タイ
トルの発売を予定していた提携商品も同様に後ろにずれています。京楽産
業.(株)との提携商品はこれまでにない遊技機として市場に投入すべく企画開発
していますので、これを簡単に埋めることは難しいというのが率直なところです。
そして、グループ事業においては、先ほども触れたとおり、ゲーム・フィール
ドで連結子会社としていた(株)ディースリーを、株式公開買付けを経て売却
しました。これにより、ゲーム事業により見込んでいた利益がなくなります。
ただし、今後のゲーム事業については、 (株)ディースリー の売却先である
(株)バンダイナムコゲームスをはじめとした有力企業との協業も含め、新たな
利益を生み出すことを考えています。
グループ再編
フィールズピクチャーズ(株)
• 著作権の取得、
デジタルコンテンツの創出等 吸収合併 ホワイトトラッシュチャームズ
ジャパン(株)
• アクセサリーの販売 吸収合併
(株)シンクアーツ
• コンピュータソフトウェアの 企画・制作・販売
解散、清算
(株)ディースリー
• ゲームソフトウェアの企画開発
及び販売 TOB応募
2月
2009年3月期 2010年3月期
4月
©カラー©カラー・GAINAX ©Bisty 当初発売予定
Fields Corporation Annual Report 2009
08
0 100 200 300
その他にも2009年3月期からグループポートフォリオの再構築を開始してい
ます。今後数年間は、将来の収益基盤となるグループ内でのコンテンツのマル
チユースを確実に実現し、パチンコ・パチスロ事業との連動による強みを発揮で
きることが必須であると考えての再構築です。
これらを勘案して再設定した数値目標が、2014年3月期の営業利益250億円
以上、その中でグループ事業は利益貢献20%以上を目指しています。
この見直しによって、定量面でのマイルストーンはやや後ろにずれましたが、
定性面において当社が徐々に達成しつつある変化は、計画の確実な実行という
成果に結びつくと考えています。以前から先を見据えた経営を心掛けてきまし
たが、中計策定等を契機に会社の将来について議論を重ね、より方向性が定まっ
てきたと感じています。また、我々が目指す方向に向かって戦略や戦術を実行
できる役員や従業員の厚みも増してきました。現在は、将来のあるべき姿に対
して自信を持って執行できる環境が整ってきています。
そして、2010年3月期は売上高700億円、営業利益100億円、当期純利益45
億円を見込んでいます。この営業利益はパチンコ・パチスロ事業の「CR新世紀
エヴァンゲリオン∼最後のシ者∼」等の大型タイトルや新機軸タイトルシリーズ等
のラインナップを合計した販売計画から算出した予想で、今当社の持つポテン
シャルが反映された数字になっています。
グループ事業は、各企業においてリストラクチャリングが終わった会社につい
ては足元を固めて利益改善が始まる期と位置づけており、収益性については連
単倍率1.0以上を目指しています。
09/03 10/03 11/03 12/03 13/03 14/03
PS企画・開発力再強化期
第一期中計 第二期中計
グループポートフォリオ再構築期 100
140
170 170
190 180
210 250以上 250
200
–40
–30
120
140 160
100 60
135
20 30 5 10 20 40
–81
(億円)
19
中期経営計画の目標値の再設定
2014年3月期営業利益
250
億円以上目標※グループ・協業利益20%寄与目標
「CR新世紀 エヴァンゲリオン
∼最後のシ者∼」 期ずれ
新機軸 タイトル発売
新機軸 タイトルシリーズ化
PS強力 ラインナップ 京楽産業.(株)提携 商品第一弾投入
京楽産業. (株)提携 商品2本体制
計画値見直しの要素
京楽産業.(株)との提携 商品第一弾期ずれ
(株)ディースリーによる 利益の見込み分
京楽産業.(株)との提携 商品2本から1本に
(株)ディースリーによる 利益見込み分
当初計画値 再設定値
PS事業
相乗利益
その他
Fields Corporation Annual Report 2009
今後のグループ事業
今後のグループ事業についてお聞かせ下さい。
現在はパチンコ・パチスロ事業が最も収益貢献度が高く、その他の事業等はす
ぐに大きな利益を生み出せる環境にはありません。そのため、暫時経営資源を
パチンコ・パチスロ事業に配分していますが、その他のグループ事業を抑制す
るということではありません。今後も新たに利益を生み出すと確信できる事業
領域があれば、積極的に投資も検討し、取り組んでいきます。
私たちグループ事業が目指すのは、時間消費型余暇市
場に最高のサービスやコンテンツを提供することです。
現在のコンテンツビジネス市場においては一流のモノ
しか定着することはありません。ハードルが高いといわ
れるコンテンツビジネスを展開するグループ事業を成功
させるためには、定量的にいえば、パチンコ・パチスロ
事業の収益力の高さを活かす映像コンテンツのマルチ
ユースが最も確実であり、急務と認識しています。
一方で中長期的には、それぞれのグループ会社が各
事業領域でのファーストランナーを目指していきます。そ
のポイントは、多様化するメディアに最適なクリエイティ
ビティを発揮するコンテンツを創出し育成すること、当社
グループが永続的に発展し続けるための組織やビジネス
ストラクチャー等の「仕組み」を構築することです。
先見性を持ってパチンコ・パチスロ市場に一石を投じて
きた我々のもとには、社内外から優秀な人材が集うよう
になってきています。このリソースをネットワーク化し、
パートナー企業との提携関係や「仕組み」の構築を推進
することが、未来のすべての人々に向けた最高のサービ
スやコンテンツを創造・提供するための重要なファク
ターであると考えています。私たちはこの「仕組み」構
築に向け、時間消費型余暇市場における徹底的な情報収
集、分析、研究を重ね、新たなエンタテインメントを創出
すべく、積極的に取り組んでいきます。
専務取締役 グループ戦略本部長 繁松 徹也Fields Corporation Annual Report 2009
10
資本政策
株主還元や、機動的な投資のための資本政策につい
てはどうお考えですか
株主の皆様へは、安定した配当をもって還元していく方針です。連結配当性
向は20%を最低限の指標としています。2009年3月期は純損失となりました
が、長いスパンで考えた当社の成長ストーリーに変更はありませんので、2008
年3月期と同額の配当としました。より多くの利益を積めれば増配も考えますが、
私たちは成長過程の企業であり、機動的な事業投資のための一定の内部留保も
必要だと思っています。投資については、外部からの調達ではなくフリー・キャッ
シュ・フローの範囲で行うことを基本方針としています。
フィールズの担う社会的責任
企業の社会的責任( CSR )がますます重要視されてい
ますが、フィールズの CSR について考えをお聞かせ下
さい。
私たちは、当社が行う企業活動そのものがCSRであるべきだと考えています。
当社は、人々の生活や人生を豊かにするエンタテインメントを提供することを
通じて、企業理念である「すべての人に最高の余暇を」の実現を目指していま
す。そして、全社員がこうした考えに基づき行動することが、フィールズの持続
的成長と企業価値の向上につながり、株主や取引先の皆様等の当社を取り巻く
すべてのステークホルダー、ひいては社会全体への幸せに寄与すると考えてい
ます。
このような私たちフィールズに、今後も一層のご支援とご鞭撻を賜りますよ
う、お願い申し上げます。
1株当たり配当金/配当性向*
06/3 07/3 08/3 09/3 10/3予想 20.3
4,000 37.4 4,000
29.5 4,500
NA 4,500
33.6 4,500
1株当たり配当金(円)
配当性向(%)
CSR体制図
代表取締役会長 代表取締役社長
事務局
環境・社会貢献活動
推進 ES(従業員満足)推進 CS(顧客満足) 推進 コンプライアンス推進 情報セキュリティ推進 委員長
(CSR担当役員)
各推進ワーキンググループ
リーダー 各本部長
各部門・支社・支店等
子会社・関連会社
• CSRを意識した事業活動
• 地域社会への関与
• 全社CSR方針の策定
• CSR項目推進状況の確認 CSR委員会
連携 報告
ワーキンググループ
• CSRを意識したグループ経営
* 2006年3月期の配当性向は、個別配当性向となっています。
Fields Corporation Annual Report 2009
11
Potential
パチンコ・パチスロ事業についての理解
Guide
エ ン タ テ イ ン メ ン ト 市 場 に つ い て の 理 解
b
pg.15
a
pg.13
d
pg.17
c
pg.16
b
a
d
c
あなたのフィールズ度は?
フィールズの一番の強みを
お見せします
余暇市場とフィールズについて
ご紹介します
フィールズが目指すのは ...
「すべての人に最高の余暇を」
エンタテインメント市場とフィールズ
とのかかわりをお伝えします
パチンコ・パチスロ事業について
知りたい
パチンコ・パチスロ事業、
エンタテインメント市場
どちらについても初心者
パチンコ・パチスロ事業、
エンタテインメント市場
どちらも良く知っている
エンタテインメント市場について
知りたい
Strength
Position Expansion
Which describes you ?
あなたはどのタイプ ?
Fields Corporation Annual Report 2009
12
a Position
余暇市場とフィールズについてご紹介します
総実労働時間と平均寿命の推移 余暇市場とフィールズ
フィールズの主要事業であるパチンコ・パチスロ事業が対面する余暇市場とは?
余暇市場のポイント
21 世紀の成熟化する日本社会においては、人々の余暇時間が増加傾向にあり、
それぞれの嗜好によって時間消費の多様なニー ズが生み出される
パチンコ・パチスロ市場は 、コンテンツを搭載した遊技機の増加等により、
ゲー ム性やエンタテインメント性が拡大している
余暇市場規模
2008年の市場動向
ゲーム・公営ギャンブル・飲食 25.7兆円(35.2%) 2008年
国内余暇市場
72.8
兆円パチンコ・パチスロ 21.7兆円(29.9%)
観光・行楽 10.4兆円(14.4%)
趣味・創作 10.7兆円(14.7%)
スポーツ 4.2兆円(5.8%)
パチンコ・パチスロの市場規模推移
余暇市場規模(兆円) パチンコ市場規模(兆円)
総実労働時間(時間) 女性平均寿命(年) 男性平均寿命(年) 出所: 「レジャー白書2009」(財)日本生産性本部
66.4
89.7 85.5
81.3
72.8
15.2
30.4 28.4 29.4
21.7
1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
81.8 83.0
84.0
85.6 86.1
75.9 2,088
1,904
1,842 1,840 1,836
76.6 77.1
78.6 79.3
1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
パチンコ・パチスロ事業、 エンタテインメント市場 どちらについても初心者
Fields Corporation Annual Report 2009
■ パチンコ: 31社
■ パチスロ: 60社以上
■ 規制業種
例:(株)SANKYO、サミー(株)、 (株)オリンピア、京楽産業.(株)
a Position
余暇市場とフィールズについてご紹介しますパチンコ・パチスロ業界とフィールズ
パチンコ・パチスロ業界の中でのフィー ルズの立ち位置は?
メーカーとホールの間の
ユニークな位置
フィールズの歩み
パチンコ・パチスロ業界俯瞰図
間接販売:パチンコ60%、パチスロ80%
1988 1997
設立からの10年
今後の10年
全国のパチンコホー ルに対してサービス・空間・ 遊技機のあり方等、ファンが喜ぶ提案を実施
直近の10年
有力メーカーと提携し、魅力的なコンテンツを搭載した 射幸性に頼らない遊技機の提供
パチンコ・パチスロ市場活性化のために
2008g2017
パチンコ・パチスロ事業、エンタテインメント市場 どちらについても初心者
1998 2007
■ 日本全国12,937軒
(2008年度)
■ 規制業種
例: (株)ダイナム、(株)マルハン、 (株)ガイア
パチンコ・
パチスロメーカー パチンコホール
パチンコ・パチスロ販売会社
直接販売:パチンコ40%、パチスロ20%
部品・ソフトメーカー
■ 画像チップ、液晶ソフ
トウェア
■ 遊技機部材 他
例:(株)アクセル、
(株)ナナオ
エンタテインメント性の高い遊技機を作り、パチンコホー ルへ提供
コンテンツをプロデュースしメーカー へ供給
すべてのパチンコホー ル、メーカーが活用できる Web 、ショー ルー ムを提供
付帯設備メーカー 他
■ ユニット、ホールコン
ピューター
■ 景品、備品 他
例:ダイコク電機(株)、 日本金銭機械(株)
版権・商品企画の提供 総販売元として販売
開発・製造/販売委託
■ 優良版権の活用と版権の魅力を最大限に 引き出す企画力
■ 最大手の独立系流通企業が誇る全国営業 ネットワークによる販売力
市場ニーズのフィードバック
■ 非規制業種
Fields Corporation Annual Report 2009
14
黒澤プロダクション ©三船プロダクション ©BP/PC ©FIELDS ©Bisty
有力メーカーとの提携
フィールズの企画開発
フィールズの販売力
最大手の独立系流通企業として、全国に 7 支社 26 支店の営業拠点を整備
全国営業ネットワークを活かした販売
フィールズの強みとは?
市場を活性化させるエンタテインメント性の高い遊技機を企画・提供する
b Strength
フィールズの一番の強みをお見せします
2006年度 2007年度 2008年度
順位 メーカー シェア メーカー シェア メーカー シェア
1 三洋物産 23.1三洋物産 25.8三洋物産 24.3 2 京楽産業. 20.9 SANKYO 22.9 SANKYO 13.6 3 SANKYO 16.7京楽産業. 16.1サミー 11.8 4 ニューギン 6.6ニューギン 6.4京楽産業. 10.5 5 大一商会 5.1大一商会 5.3ニューギン 10.5
*SANKYOはBistyを含む
* サミーは銀座(2006年度分より)、タイヨーエレック(2007年度分より)を含む
2006年度 2007年度 2008年度
順位 メーカー シェア メーカー シェア メーカー シェア
1 サミー 31.8サミー 21.8山佐 18.8 2 大都技研 12.1アルゼ 11.0 SANKYO 14.6 3 平和・オリンピア 10.9 SANKYO 9.7サミー 13.5 4 山佐 10.5大都技研 8.7平和・オリンピア 7.4 5 北電子 9.4山佐 8.7北電子 6.5
* サミーはロデオ、アイジーティー、トリビー、銀座(2006年度分より)、 タイヨーエレック(2007年度分より)を含む
*SANKYOはBistyを含む
*アルゼはエレコ、ミズホ、メーシーを含む
* 2005年度よりオリンピア・平和全ブランドを合算し表示
パチンコ遊技機販売台数シェア推移
世界観をリアルに再現
エヴァンゲリオンファンを引き込む
新たなコンテンツを創造
パチスロ遊技機販売台数シェア推移
社会現象にまでなった1990年代を代表するアニメ作品 新世紀エヴァンゲリオン
日本映画の最高傑作と評される黒澤明監督作品 七人の侍
テレビアニメ
コンテンツ コンテンツからの展開
コンテンツ パチンコ向けに新たに撮り下ろす
マンガ 映画
映画 映像
パチンコ パチスロ
パチンコ ゲーム
コンテンツ発のパチンコ
・パチスロ
エヴァンゲリオンシリーズ
パチンコ発のコンテンツ
CR 七人の侍
©カラー©カラー・GAINAX ©Bisty ©GAINAX・カラー/Project Eva. ©Bisty 出所: 「パチンコ関連メーカーの動向とマーケットシェア2009年版」(株)矢野経済研究所
nフィールズとの提携メーカー
パチンコ・パチスロ事業について 知りたい
(%) (%)
Fields Corporation Annual Report 2009
c Expansion
エンタテインメント市場とフィールズとのかかわりをお伝えします
パチンコ・パチスロをすべての人に楽しんでもらうために
エンタテインメント市場とフィールズとのかかわりはますます強くなっていきます
エンタテインメント市場
モバイル
スポーツ
エンタテインメント市場とフィールズとの関係とは?
これから
一流のコンテンツを獲得・創出、エンタテインメント市場全体の拡大へ
出版
出版 TV・映画
TV・映画 ゲーム
ゲーム スポーツ
モバイル
アニメ
アニメ パチンコ・パチスロ
いままで
市場から優良コンテンツを獲得
パチンコ・パチスロ フィールズは、パチンコ・パチスロに搭載するための優良
コンテンツを、既存のエンタテインメント市場から獲得し てきました。その獲得のノウハウはフィールズが誇れる 強みの一つです。
フィールズは、エンタテインメントとしてすべての人にパチンコ・パチスロを楽しんで頂くため、一流のコンテンツを獲得・創出、 パチンコ・パチスロ分野を中心としてマルチユースし、エンタテインメント市場全体の拡大に寄与します。
新たな エンタテインメント
新たな エンタテインメント 新たな
エンタテインメント
新たな エンタテインメント 新たな
エンタテインメント
新たな エンタテインメント 獲得・創出 獲得・創出
獲得・創出 獲得・創出
獲得・創出
獲得・創出
エンタテインメント市場について 知りたい
Fields Corporation Annual Report 2009
16
Fields Corporation Annual Report 2009
16
「すべての人に最高の余暇を」の実現に向けて
成長戦略: パチンコ・パチスロの利益機会の幅を広げる
拡大戦略: パチンコ・パチスロを起点に爪を伸ばす
未来戦略: 10年、20年、30年先に拡大する新しいエンタテインメントに
布石を打つ
フィールズが目指すのは?
「すべての人に最高の余暇を」
d Potential
フィールズが目指すのは...「すべての人に最高の余暇を」
パチンコ・
パチスロ事業 コンテンツ/ライセンス グループ事業
モバイル 企業A
企業B
企業C 出版
企画
流通
開発
ゲーム
TV・映画 スポーツ
アニメ
グループ事業戦略
3
3
2
2
パチンコ・パチスロ事業とグループ各社の
映像コンテンツマルチユースを展開 新領域の拡大
1
1
パチンコ・パチスロ事業、 エンタテインメント市場 どちらも良く知っている
Fields Corporation Annual Report 2009Fields Corporation Annual Report 2009
At a Glance
仕掛ける の分解
―
パチンコ・パチスロ遊技機の商品化の流れ に即して
パチンコ・パチスロ 遊技機ができるまでの 一般的な流れ
フィールズが 仕掛けること
コンテンツ調査/研究/
取得期間 商品企画期間 開発期間
パチンコ・パチスロ遊技機として最適なコン テンツを調査・研究し、版権を取得します。
パチンコ・パチスロ遊技機で展開されるストーリーや 液晶演出の映像、盤面デザイン等を企画します。
パチンコ・パチスロ遊技機の液晶映像や、動作プ ログラム等を開発します。
コンテンツの調査・
研究及び獲得
フィールズは、パチンコ・パチスロ 遊技機に搭載されるコンテンツの 重要性の高まりを見据え、業界に 先駆けて版権の取得活動に注力し てきました。フィールズは、マンガ・アニメ・TV・ ゲーム・映画等の様々な版権に関す るデータを収集・分析し、パチンコ・ パチスロ遊技機として最適なコンテ ンツを取得します。
フィールズは、新たな顧客層を創 造するコンテンツの取得・創出・育 成を目指して、ゲーム、スポーツ、 映像、アニメ、出版、モバイル等 の幅広いエンタテインメント分野に 進出してきました。これら様々な 分野のグループ会社との連携に よって、パチンコ発のコンテンツを 創出すべく取り組んでいます。 今後もフィールズの競争優位性の 源泉として、これら知的財産権の 獲得や創出をグループ各社ととも に実施していきます。
遊技機のエンタテインメント化に
向けた商品企画
フィールズは、ファン層の拡大に向けてパ チンコ・パチスロ遊技機の高度なエンタテ インメント化を目指し、徹底的に議論を重 ね将来の余暇市場を見据えた商品企画を 行っています。
フィールズの商品企画においては、業界外 で活 躍 するトッププランナー・クリエイ ターとのコラボレーションによって、遊技 機コンセプトの徹底的な創り込みに取り組 んでいます。
フィールズが企画を行った「CR七人の 侍」では 、パチンコ・パチスロ遊技機の ためだけに新たな映像を撮り下ろすとい う新手法を用い 、コンテンツを創出しま した。
このようにフィールズは、既成の概念に とらわれない斬新な企画によって、エン タテインメント性の高い遊技機を提供し ていきます 。
有力メーカーとの
アライアンス
フィールズは、ファブレス企業と して自らの企画を商品として実現 するために、有力メーカーとアラ イアンスを行っています。 フィールズは、高い技術開発力を有 するメーカー、(株)ロデオ、(株)ビ スティ、(株)オリンピア、京楽産 業(株)との強力なアライアンスに. より、ゲーム性・エンタテインメント 性の高いパチンコ・パチスロ遊技 機の商品化を実現しています。 フィールズは、開発領域において 新日テクノロジー(株)等の子会 社を有し、一部将来に向けた取り 組みを開始しています。Fields Corporation Annual Report 2009
18
開発期間 完成 申請/検査期間 適合 営業/受注期間
製造・物流期間
(約1ヵ月)納品期間
(約4週間) メーカーが保通協*(指定試験機関)へ型式検査の申請をし、試験が行われます。
メーカー・販売会社がパチンコホールへ営業活動 を行い、遊技機が納品されます。
保通協申請 公安委員会へ届出/許可 月末 翌月
保通協試験で適合すると、メーカーが各都道府県の公安委員会へ 届け出ます。公安委員会より許可を得ると営業・受注活動が開始されます。
パチンコホールが公安委員会へ遊技機入替の届出を提出します。
全国パチンコホールに遊技機が設置され、 皆様が実際に遊技できます。
変更承認申請
パチスロ
遊技機代金として売上計上
パチンコ
代行手数料として売上計上
提案営業/販売
フィールズは、営業社員300名体制という業界トップ クラスの営業力を有し、全国7支社・26支店網を構築 しています。営業社員は、パチンコホールへの提案 営業を通じ、市場動向分析や最適な遊技機の導入提 案等を行っています。
今後は、次世代の高い機能を有したショールームを 随時整備しており、あわせてWebを活用した独自性 の高いプロモーションを展開していきます。
*What s『保通協』
(財)保安電子通信技術協会の略。 国家公安委員会の「指定試験機関」。 都道府県公安委員会の委託を受け、風適法(*) の規則に基づいた遊技機の型式試験及び審査 を行っています。
*風適法:風俗営業等の規制及び業務の適正化等に 関する法律
納品開始
期間 約12,960時間 約1,440時間 約1,440∼2,832時間 合計 約17,520時間 フィールズの売上計上の違いについて パチンコは代行店販売(手数料収入)を行っ ており、納品の翌月に代行手数料売上として計 上されます。
一方、パチスロはパチンコホールへ販売(出荷) した時点で遊技機代金として売上計上されます。
*詳細はp23をご確認下さい。
遊技機が商品化されるまで 商品企画から納品まで、およそ2年、17,520時間を要しています。 現在フィールズが手掛けている商品企画は、2年先に市場に投入されます。
Fields Corporation Annual Report 2009
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パチンコ・パチスロ事業
営業概況
対面市場のトレンドと見通し
2008年秋からの急激な信用収縮と景気の悪化によって、
消費者は「生活防衛」意識を強め、余暇市場においても旅
行や高額商品等を中心に消費意欲の弱まりが顕著になりま
した。そうした中でも、パチンコ・パチスロをはじめとした
「安・近・短」といわれる手ごろな余暇活動は、景気変動の
影響を比較的受けにくい性質を持つとされており、実際に
も景況悪化の影響は限定的であったといえます。
一方、長期的な傾向であるパチンコホールの店舗数の減
少と大型化は2008年も継続し、店舗数が前年比4.8%減の
12,937 軒* 、一店舗当たりのパチンコ・パチスロ遊技機の
平均設置台数は前年比3.5%増の349.8台*となりました。
また、競争の激化は、パチンコホールによる遊技機選別の
厳格化を招いており、パチンコ・パチスロ遊技機メーカー各
社は、よりエンタテインメント性・ゲーム性の高い遊技機を
投入するために、企画・開発に一層注力しています。
このトレンドは今後も続くと予想され、有力コンテンツ獲
得とエンタテインメント性・ゲーム性の高い遊技機の企画開
発のノウハウを持つ当社にとっては、ビジネス機会の拡大
が見込める環境であるといえます。
*出所:警察庁統計
パチンコホールの台粗利*推移(イメージ)
07/4 5,000
(円)
4,000
07/6 07/8 07/10 07/12 08/2 08/4 08/6 08/8 08/10 08/12 09/2
PS (パチンコ・パチスロ)・フィールド
新規則対応機(5号機)のみの市場 2007年9月末
旧規則対応機の設置期限
パチンコ・パチスロ遊技機の収益構造が逆転 パチンコ遊技機による収益化へシフト
パチスロ遊技機販売: 多機種少量分散導入型の市場へ パチンコ遊技機販売: 少品種大量導入型の市場へ
売上高/営業利益
08/3 09/3 82,763
12,747 55,724
4,031
売上高(百万円)
営業利益(百万円)
2009 年 3 月期の戦略
2009 年 3 月期は、パチンコ・パチスロ市場の拡大・健全化への寄与を実現する中期経営計画
( 2008–2013 )スタートの年として、独立系流通企業としての当社の強みである情報力やネッ
トワークを活かし、パチンコ・パチスロ事業の成長を目指しました。
営業戦略としては、 2008 年 3 月期に規制改正にともなうパチスロ遊技機の入替特需が発生し
た反動で、 2009 年 3 月期はパチスロ遊技機に対するニーズが低調であることを予想し、パチン
コ遊技機の販売に注力しました。
旧規則対応機(4号機) の入替えピーク
*「台粗利」とは、パチンコホールに設置されている遊技機1台当たりから、1日で 得られる平均粗利金額を指します。
Fields Corporation Annual Report 2009
20
2009 年 3 月期の業績レビュー
2009年3月期のPS・フィールドは、売上高が55,724百万
円(前年同期比32.7%減)、営業利益が4,031百万円(同
68.4%減)となりました。
台 数 ベース では、パ チンコ 遊 技 機 が202,525台(同
26.1%減)、パチスロ遊技機が128,680台(同38.9%減)、
合計販売台数が331,205台となりました。四半期ごとの合
計販売台数では、パチンコ遊技機に注力した新商品戦略が
奏功し、第3四半期までは前年同期と比較して15%を上回
る伸びとなりました。
通期販売台数が2008年3月期に及ばなかった理由は、第
4四半期に発売を予定していたパチンコ遊技機「 CR新世紀
エヴァンゲリオン∼最後のシ者∼」の販売戦略を、提携
メーカーとの協議のうえで見直し、期中の投入を見送った
ことによります。これは、2009年3月末にかけて射幸性の
高いパチンコ遊技機が相次いで発売されたことを受け、エ
ヴァンゲリオンのブランド価値を損なうことなく、確実に注
目を集める時期を厳選する戦略的な決断でした。この機動
的な対応により、発売時期を約2ヵ月ずらし2009年4月に
市場に投入した当機種は、3月末の発売ラッシュから一段
落したパチンコホールの入替ニーズを的確に捉え、当社の
事前予想を超える大ヒットを記録しました。
提携先別販売台数推移
05/3 06/3 07/3 08/3 09/3
25
18 47 0.32
21
28 54 0.64
7
36 51 4 1
12
32 48 0.81
4
26 33 0.042
SANKYOグループ(万台) サミーグループ(万台)
オリンピア*(万台) その他メーカー*(万台)
パチンコ・パチスロ遊技機の販売台数推移
05/3 06/3 07/3 08/3 09/3
19
28 47
21
32 54
16
34 51
21
27 48
12
20 33
パチンコ遊技機(万台)
パチスロ遊技機(万台)
* 2006年3月期以前のオリンピアは「その他メーカー」に区分していたため、 過去の公表値を修正しています。
©カラー ©カラー・GAINAX ©Bisty
Topics
CR新世紀エヴァンゲリオン∼最後のシ者∼
2009年2月に販売を予定していた大型パチンコタイトルシ リーズ5作目。ファンの皆様から高い評価と長期的な支持を得 ているエヴァンゲリオンブランドの最新機種として、2009年4 月に販売を開始し、シリーズ最高販売台数となる23万台以上 の販売台数を記録しました。
Fields Corporation Annual Report 2009
商品リリース状況
2009年3月期も引き続き、販売台数シェア上位を占める
有力メーカーと提携して複数の商品を市場に投入しました。
パチンコ遊技機は、映像作品をパチンコのためだけに撮
り下ろすという、業界でも初の試みを実現し、新機軸シ
リーズ第一弾としてSANKYOグループの(株)ビスティから
「 CR七人の侍」を発売しました。現代日本を代表するク
ルーと映画やテレビで活躍する豪華なキャストを集め、黒
澤明監督の不朽の名作である「七人の侍」をパチンコ遊技
機の映像コンテンツとして完全再現したことは、パチンコ
ホールやユーザーの皆様から大きな反響を呼び、約8万台
の販売を達成しました。また、大ヒットゲーム・人気アイド
ルグループ等をコンテンツとして採用した遊技機等を発売
し、総発売タイトル数は6タイトルとなりました。
パチスロ遊技機は、 (株)ビスティから「新世紀エヴァン
ゲリオン∼約束の時∼」を発売しました。「新世紀エヴァン
ゲリオン」は、国内外で絶大な人気を誇るアニメであり、発
表から10余年を経てもなおファンを増やしています。当社
が「エヴァンゲリオン」シリーズをコンテンツとして搭載し
た遊技機は8作目(パチスロ遊技機としては3作目)となり
ましたが、低調なパチスロ市場にあって約9万台を販売す
る大型ヒットを記録しました。また、著名漫画家の人気作品
やヒット映画等を映像コンテンツとして採用した遊技機等を
発売し、総発売タイトル数は5タイトルとなりました。
このように継続的に新商品を市場に投入することで、常
に新鮮な商品ポートフォリオを維持し、パチンコホールの新
機種入替需要に機動的に応えています。
(単位:台)
発売時期 メーカー 販売タイトル 販売台数
パチンコ
1Q ビスティ CRA新世紀エヴァンゲリオン プレミアムモデル 51,000
2Q ビスティ CRAモーニング娘。 –
ビスティ CR七人の侍 82,000
3Q
サミー CRバーチャファイター 11,000
ビスティ CRキング・コング 21,000
ビスティ CRミスティックブルー –
パチンコ遊技機通期販売台数 202,525
パチスロ
1Q ロデオ ソニックライブ –
2Q ビスティ 新世紀エヴァンゲリオン∼約束の時∼ 90,000
3Q ロデオ 天地を喰らう –
ロデオ 回胴黙示録カイジ2 18,000
4Q ビスティ キング・コング –
パチスロ遊技機通期販売台数 128,680
パチンコ・パチスロ遊技機通期販売台数 331,205
* 販売台数1万台未満の販売タイトルについては、販売台数を公表しておりません。
2009 年3月期の主なパチンコ・パチスロ遊技機販売タイトル
Fields Corporation Annual Report 2009
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